ゴルフのティーショットといえば、ドライバーを思い浮かべる人が多いでしょう。
特に初心者のうちは、「ティーショットでは必ずドライバーを使わなければいけない」と思っている人も少なくありません。
しかし、ゴルフのルール上、ティーショットで使うクラブは自由です。5番ウッドでもユーティリティーでも、アイアンでも問題ありません。
100切りを目指すうえで大切なのは、少しでも遠くへ飛ばすことではなく、OBを減らして次のショットを打てる場所にボールを運ぶことです。
ドライバーを持つと不安になる狭いホールで、無理に振る必要はありません。自分が安心して打てるクラブを選ぶことも、立派なコースマネジメントです。
この記事では、初心者がティーショットでドライバーを使わなくてもよい理由と、100切りを近づけるクラブ選びについて分かりやすく解説します。
ティーショットはドライバーで打たなくてもいい
ティーショットで使用するクラブに決まりはありません。
パー4やパー5だからといって、必ずドライバーを使わなければいけないわけではなく、フェアウェイウッドやユーティリティー、アイアンを選んでも大丈夫です。
プロゴルファーでも、ホールの距離や幅、池やバンカーの位置などを考えて、ドライバー以外のクラブでティーショットを打つことがあります。
初心者の場合は、ドライバーで大きく曲げてOBになるよりも、短いクラブでフェアウェイ付近に運ぶほうが、スコアをまとめやすくなります。
「一番飛ぶクラブを使う」のではなく、「次のショットを打ちやすい場所へ運べるクラブを使う」と考えてみましょう。
ドライバーのミスは大きな失点につながりやすい
ドライバーは最も飛距離を出しやすいクラブですが、その分だけクラブが長く、初心者にとってはボールを真っすぐ飛ばすのが難しいクラブでもあります。
大きく曲がってOBになれば、ペナルティーが加わるだけでなく、精神的にも焦りが生まれます。
前進4打の特設ティーが設置されている場合は、次のショットがいきなり4打目になります。これでは、そのホールをダブルボギーで収めることが難しくなってしまいます。
一方、ドライバーより飛距離が出なかったとしても、OBにならずに2打目を打てれば、ボギーやダブルボギーで上がれる可能性は十分にあります。
100切りを目指す段階では、ナイスショットを増やすこと以上に、大きな失敗を減らすことが重要です。
100切りに必要なのは飛距離よりもOBを減らすこと
100切りを目指している人は、すべてのホールでパーを取る必要はありません。
100切りのスコアの作り方については、こちらの「ゴルフ100切りはパー90で考える」の記事で詳しく解説しています。
18ホールをすべてダブルボギーで回っても、スコアは108です。そこから数ホールをボギーにできれば、100切りが見えてきます。
つまり、ティーショットで毎回大きく飛ばさなくても、ボールを次に打てる場所へ運び、少しずつ前進すればよいのです。
ドライバーで250ヤード飛ばしてOBになるより、ユーティリティーで170ヤードをフェアウェイ付近へ運ぶほうが、スコアを作りやすい場面もあります。
飛距離だけを見ると物足りなく感じるかもしれません。しかし、OBを1回減らすことは、100切りに向けて非常に大きな意味があります。
ドライバー以外なら何を使えばいい?
ティーショットでドライバーを使わない場合は、自分が打ちやすく、ある程度の飛距離を出せるクラブを選びましょう。
初心者におすすめしやすいのは、5番ウッドやユーティリティーです。
5番ウッドはドライバーよりもクラブが短いため、ミートしやすくなります。地面から打つのが苦手な人でも、ティーアップすれば比較的やさしく打てるでしょう。
ユーティリティーは、フェアウェイウッドより短くて振りやすく、方向性を重視したいときに便利です。
ウッド系のクラブが苦手な人は、得意なアイアンを使っても構いません。7番アイアンや8番アイアンで確実に前へ運ぶことも、状況によっては十分に有効な選択です。
大切なのは、一般的に飛ぶとされるクラブではなく、自分が安心して振れるクラブを選ぶことです。
ドライバーを使わないほうがよい場面
すべてのホールでドライバーを封印する必要はありません。ドライバーを使うホールと、ほかのクラブを使うホールを分けることが大切です。
特に、次のような場面ではドライバー以外のクラブを検討してみましょう。
左右が狭くOBになりやすいホール
フェアウェイが狭く、左右にOBがあるホールでは、飛距離よりも方向性を優先します。
ドライバーを持つだけで「曲げられない」と力んでしまう人は、短くて振りやすいクラブに替えるだけでも安心して構えられます。
池やバンカーが気になるホール
ドライバーの飛距離付近に池やバンカーがある場合は、その手前まで運べるクラブを選ぶ方法があります。
苦手な場所へ届かないクラブを選ぶことも、立派なコースマネジメントです。
距離の短いパー4
距離の短いパー4では、ドライバーで無理にグリーンへ近づけなくても、2打目を打ちやすい場所へ運べれば十分です。
ティーショットを安全な場所へ置き、2打目以降でグリーンを目指しましょう。
ドライバーの調子が悪い日
練習場では打てていても、ラウンド当日にドライバーが安定しないことはあります。
そのような日は無理に使い続けず、途中から5番ウッドやユーティリティーへ替えても構いません。
調子が戻ることを期待してOBを繰り返すより、その日の状態に合わせてクラブを選ぶほうがスコアにつながります。
ドライバーを使わないのは逃げではなく作戦
同伴者がドライバーを使っていると、自分も使わなければいけないように感じるかもしれません。
しかし、飛距離や得意なクラブは人によって違います。同伴者と同じクラブを選ぶ必要はありません。
ティーショットで短いクラブを持つことは、決して逃げではありません。そのホールを少ない打数で上がるための作戦です。
プロゴルファーでも、状況に応じてドライバー以外のクラブを選びます。自分の技術や当日の調子に合わせてクラブを替えられることも、ゴルフの上達の一つです。
ドライバーの練習をやめる必要はない
ティーショットでドライバーを使わなくてもよいからといって、ドライバーの練習が必要ないわけではありません。
ドライバーである程度フェアウェイ付近へ運べるようになれば、2打目の距離が短くなり、ゴルフは楽になります。
練習場ではドライバーを練習しながら、コースでは無理をせず、その日に成功する確率が高いクラブを選びましょう。
「今日はドライバーを使わない」と判断することと、「これからもドライバーを練習しない」ことは別です。
まずはOBを減らしてスコアをまとめ、少しずつドライバーを使えるホールを増やしていきましょう。
まとめ|ティーショットは次が打てる場所へ運ぼう
ティーショットでは、必ずドライバーを使う必要はありません。
左右が狭いホールや池が気になるホール、ドライバーの調子が悪い日には、5番ウッドやユーティリティー、アイアンを使う選択肢があります。
100切りを目指すなら、飛距離を伸ばすことよりも、OBを減らして大きな失敗を防ぐことが重要です。
ドライバーで遠くへ飛ばすことだけが、よいティーショットではありません。
自分が安心して振れるクラブを選び、次のショットを打てる場所へボールを運ぶことを優先しましょう。
ティーショットのクラブ選びが変われば、スコアだけでなく、ラウンド中の気持ちにも余裕が生まれるはずです。


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