2026年のAIG女子オープン(全英女子)で、海外メジャー初優勝を飾った桑木志帆プロ。
ドライバーからボールまでブリヂストンを中心に揃え、フェアウェイウッド1本、ユーティリティ2本を入れた実戦的なクラブセッティングが特徴です。
今回は、桑木志帆プロが全英女子を制した際のクラブセッティングと、それぞれのクラブの特徴を初心者にも分かりやすく紹介します。
※プロはコースやコンディションによってクラブを変更するため、実際のセッティングと異なる場合があります。
桑木志帆プロのクラブセッティング一覧
桑木志帆プロのクラブセッティングは、次のとおりです。
- ドライバー:ブリヂストン BX1LS(9度)
- 3番ウッド:ブリヂストン B1ST(15度)
- 3番ユーティリティ:ブリヂストン BX2HT(19度)
- 4番ユーティリティ:ブリヂストン BX2HT(22度)
- アイアン:ブリヂストン 241CB(5番~PW)
- ウェッジ:ブリヂストン BITING SPIN 2(48度・52度)
- ウェッジ:ブリヂストン BITING SPIN プロトタイプ(58度)
- パター:ピレッティ ポテンザLN GSS
- ボール:ブリヂストン TOUR B XS
ドライバーからウェッジ、ボールまでブリヂストンを使用しています。
一方、パターにはピレッティを選んでおり、メーカーを揃えるだけでなく、自分の感覚に合うクラブを重視していることが分かります。
ドライバーはブリヂストン「BX1LS」
桑木志帆プロが使用するドライバーは、ブリヂストンの「BX1LS」です。
ロフト角は9度、シャフトには三菱ケミカルの「ディアマナBB 53S」を組み合わせています。
BX1LSは、余分なスピンを抑えながら、強い弾道で飛ばしやすいモデルです。
桑木プロはもともとショットのスピン量が多くなりやすいため、吹け上がりを抑えられるロースピンタイプのドライバーを選んでいます。
さらに、クラブを地面に置いたときの「座りの良さ」も重視しています。
構えたときにヘッドが安定しやすく、余計な調整をしなくても目標へ向けやすいことが、安心して振り切れる理由のひとつです。
ドライバーの使用スペック
- ヘッド:ブリヂストン BX1LS
- ロフト角:9度
- シャフト:三菱ケミカル ディアマナBB 53
- フレックス:S
ロフト9度のロースピンモデルは、ボールをしっかり上げられるヘッドスピードが必要です。
初心者が同じクラブを選ぶ場合は、9度にこだわらず、10.5度などのボールが上がりやすいロフトも試してみましょう。
フェアウェイウッドは3番ウッドを1本
フェアウェイウッドは、ブリヂストンの「B1ST」を使用しています。
番手は3番ウッドのみで、ロフト角は15度です。
シャフトには「ディアマナWB 53S」を組み合わせています。
桑木プロのセッティングには、5番ウッドや7番ウッドが入っていません。
フェアウェイウッドを何本も入れるのではなく、飛距離を出せる3番ウッドを1本だけ入れ、その下の距離をユーティリティでカバーしています。
3番ウッドの使用スペック
- ヘッド:ブリヂストン B1ST
- ロフト角:15度
- シャフト:三菱ケミカル ディアマナWB 53
- フレックス:S
プロの3番ウッドは、地面から打つには難易度が高いクラブです。
初心者の場合は、3番ウッドを無理に入れず、ボールが上がりやすい5番ウッドから使い始めることをおすすめします。
ユーティリティは19度と22度の2本
ユーティリティには、ブリヂストンの「BX2HT HY」を使用しています。
ロフト角は19度と22度の2本です。
シャフトは「TENSEI 1K HY 70S」を装着しています。
フェアウェイウッドが3番ウッド1本だけのため、ユーティリティ2本が長い距離を狙う重要な役割を担っています。
ユーティリティはロングアイアンよりもボールを上げやすく、ラフからでも打ちやすいことが特徴です。
桑木プロのような上級者でも、難しいロングアイアンだけに頼らず、ユーティリティを取り入れている点はアマチュアにも参考になります。
ユーティリティの使用スペック
- ヘッド:ブリヂストン BX2HT HY
- ロフト角:19度・22度
- シャフト:三菱ケミカル TENSEI 1K HY 70
- フレックス:S
100切りを目指す初心者なら、22~25度前後のユーティリティを1本入れると、長い距離のショットが楽になります。
アイアンはブリヂストン「241CB」
アイアンは、ブリヂストンの「241CB」を5番からPWまで使用しています。
シャフトは「N.S.PRO 850GH」のSフレックスです。
241CBは、ツアープロの意見を取り入れて作られた軟鉄鍛造キャビティアイアンです。
構えたときの顔、打感、芝からの抜けやすさ、ボールをコントロールする性能を重視したモデルとなっています。
桑木プロは長年使っていたアイアンから241CBへ変更しました。
クラブを頻繁に替えるタイプではありませんが、打感やソールの抜けの良さが自分の感覚に合ったことで、新しいアイアンへの変更を決めています。
アイアンの使用スペック
- ヘッド:ブリヂストン 241CB
- 番手:5番~PW
- シャフト:日本シャフト N.S.PRO 850GH
- フレックス:S
241CBは操作性を重視した本格的なアイアンです。
初心者が桑木プロのセッティングを参考にする場合は、同じモデルを選ぶよりも、5番アイアンをユーティリティに替える考え方を参考にするとよいでしょう。
ウェッジは48度・52度・58度の3本
ウェッジは、48度、52度、58度の3本構成です。
48度と52度には「BITING SPIN 2」、58度には「BITING SPIN」のプロトタイプを使用しています。
シャフトは3本とも「N.S.PRO 950GH」のSフレックスです。
アイアンのPWより下の距離を、ロフト角の異なる3本のウェッジで細かく打ち分けています。
48度はフルショットや長めのアプローチ、52度は中間距離、58度はグリーン周りやバンカーなどで使い分けられます。
ウェッジの使用スペック
- 48度:ブリヂストン BITING SPIN 2
- 52度:ブリヂストン BITING SPIN 2
- 58度:ブリヂストン BITING SPIN プロトタイプ
- シャフト:日本シャフト N.S.PRO 950GH
- フレックス:S
アイアンのシャフトが850GH、ウェッジが950GHとなっており、ウェッジのほうを少し重くしている点にも注目です。
短い距離を打つクラブに適度な重さを持たせることで、手先だけで振る動きを抑え、距離感や方向性を安定させやすくしています。
初心者の場合は、最初から3本のウェッジを入れる必要はありません。
まずはPW、AW、56度前後のSWを揃え、自分の距離の打ち分けに合わせて本数を増やしていきましょう。
パターはピレッティ「ポテンザLN GSS」
パターは、ピレッティの「ポテンザLN GSS」を使用しています。
オーソドックスなブレードタイプのパターです。
ドライバーからウェッジまでブリヂストンで統一していますが、パターは自分の構えやすさや打感を優先して選んでいます。
パターは、同じモデルを使えば同じように入るとは限りません。
構えたときの安心感、距離感の合わせやすさ、打音や打感など、自分に合うものを選ぶことが大切です。
ボールはブリヂストン「TOUR B XS」
使用ボールは、ブリヂストンの「TOUR B XS」です。
桑木プロは黄色のカラーボールを愛用しています。
以前はスピン量を抑えるために「TOUR B X」を使用していましたが、2026年からは「TOUR B XS」へ変更しました。
TOUR B XSは、アプローチでのスピン性能とソフトな打感を重視したボールです。
桑木プロはウェッジでピンを積極的に狙うタイプのため、グリーン上でしっかり止められるイメージを持ちやすいXSを選んでいます。
プロがボールを選ぶときは、飛距離だけでなく、アイアンのスピン量やアプローチの止まり方まで確認しています。
アマチュアもボールを頻繁に変更せず、同じモデルを使い続けることで、アプローチやパターの距離感を合わせやすくなります。
桑木志帆プロのクラブセッティングの特徴
桑木志帆プロのクラブセッティングには、大きく3つの特徴があります。
ロングゲームはウッドとユーティリティを使い分ける
フェアウェイウッドは3番ウッド1本に絞り、その下に19度と22度のユーティリティを入れています。
飛距離を出す3番ウッドと、グリーンを狙いやすいユーティリティの役割が明確です。
アマチュアもクラブの本数だけを増やすのではなく、それぞれのクラブをどの場面で使うのか考えてセッティングを組みましょう。
アイアンからウェッジへの重量の流れが自然
アイアンにはN.S.PRO 850GH、ウェッジには少し重いN.S.PRO 950GHを使用しています。
クラブが短くなるにつれて重量を増やし、バッグ全体の振り心地を整えています。
中古クラブを1本ずつ購入していると、クラブごとの重量がバラバラになることがあります。
自分のクラブセッティングを見直すときは、モデル名だけでなく、シャフトの重さにも注目してみましょう。
飛距離よりもスピン量と距離感を重視
ドライバーでは余分なスピンを減らし、ウェッジとボールではグリーン上で止められるスピン性能を求めています。
すべてのクラブで飛距離を追求するのではなく、クラブの役割に合わせて性能を選んでいることが分かります。
これが、桑木プロの安定したショットとスコアを支えるポイントのひとつです。
初心者が桑木志帆プロのセッティングから参考にできること
桑木志帆プロとまったく同じクラブやスペックを揃える必要はありません。
プロ用のロフト角やシャフトの硬さは、初心者には難しい可能性があります。
しかし、クラブを選ぶ考え方は大いに参考になります。
- 難しいロングアイアンをユーティリティに替える
- クラブごとの飛距離差を確認する
- アイアンからウェッジまで重量の流れを揃える
- 飛距離だけでなく構えやすさや打感を大切にする
- 同じボールを使い続けて距離感を安定させる
特に、ユーティリティを2本入れて長い距離をカバーしている点は、100切りを目指すゴルファーにも取り入れやすい考え方です。
まとめ
桑木志帆プロのクラブセッティングは、ブリヂストンを中心に構成されています。
ドライバーはロースピン性能を重視し、ロングゲームでは3番ウッドと2本のユーティリティを使い分けています。
アイアンは打感や操作性、ウェッジとボールは距離感とスピン性能を重視するなど、それぞれのクラブに明確な役割があります。
プロと同じクラブをそのまま購入するのではなく、番手構成やシャフト重量、クラブごとの役割を参考にすることが大切です。
自分の苦手な距離やミスの傾向を確認しながら、自分に合ったクラブセッティングを作っていきましょう。


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